なぜ日本の夏は夜空を見上げるの?世界が驚く「花火大会」の楽しみ方

海外では、花火といえば「大晦日のカウントダウン」や「独立記念日」など、国のお祝いとして打ち上げられることが多いかもしれません。
しかし日本において、花火は「夏の象徴」です。7月から8月にかけて、日本全国で何百もの「花火大会」が開催されます。
日本の花火は世界でもトップクラスの技術を誇り、真ん丸に開く美しい形や、途中で色が変わる繊細な芸術性が特徴です。
今回は、日本の花火大会を安全に、そして120%楽しみ方をご紹介します!
無料で見られる場所が減っている?「有料席」のシステム
昔の日本のアニメやドラマでは、河川敷の芝生にレジャーシートを敷いて、無料で花火を見上げるシーンがよく描かれています。
しかし、現在の日本の大きな花火大会では「有料観覧席」のチケットを事前に購入するのが一般的なルールになりつつあります。
安全確保と混雑緩和のため、無料のエリアが大幅に縮小されているのです。「当日ふらっと行けば見られるだろう」と思って会場に行くと、高いフェンスがあって全く見えなかった…ということも起こります。
絶対に行きたい花火大会がある場合は、1~2ヶ月前に公式ウェブサイトをチェックし、事前にチケットを予約しておくことを強くおすすめします。

日本が世界に誇る!絶対に見ておきたい「有名な花火大会」3選
日本全国には数え切れないほどの花火大会がありますが、その中でも規模・歴史・人気がトップクラスの3つの大会をご紹介します。
① 長岡まつり大花火大会(新潟県)
特徴
毎年8月2日・3日に開催される、日本三大花火大会の一つです。戦争の慰霊と復興の祈りが込められています。
おすすめポイント
視界に収まりきらないほどの圧倒的なスケールで打ち上がる「復興祈願花火フェニックス」は、見る人の多くが涙を流すほどの感動的な美しさです。

公式サイト: https://nagaokamatsuri.com/
② 全国花火競技大会「大曲の花火」(秋田県)
特徴
毎年8月下旬に開催される、日本三大花火大会の一つです。全国から選ばれた一流の花火職人たちが日本一の座をかけて技術を競い合う「競技大会」です。
おすすめポイント
単なるお祭りではなく、職人たちが威信をかけた最新の芸術作品や、音楽に合わせて打ち上がるドラマチックな花火を見ることができます。

公式サイト: https://www.oomagari-hanabi.com/
③ 隅田川花火大会(東京都)
特徴
毎年7月の最終土曜日に東京の中心部で開催される、日本で最も歴史のある有名な花火大会の一つです。
おすすめポイント
高層ビルや東京スカイツリーと、日本の伝統的な花火のコラボレーションを楽しめます。都心からのアクセスが良いため、外国人の方でも比較的行きやすいのが魅力です。

公式サイト: https://www.sumidagawa-hanabi.com/
もちろん、今回ご紹介したのはほんの一部です。日本の夏は、この他にも全国のあらゆる地域で大小さまざまな素晴らしい花火大会が開催されています。ぜひインターネットなどで「お住まいの地域名+花火大会」と検索して、あなたのお気に入りのイベントを見つけてみてくださいね!
これだけは守りたい!花火大会の「マナーとルール」
数十万人が一斉に集まる花火大会では、全員が安全に楽しむための厳格なルールが存在します。特に外国人住民の方が知らずにやってしまいがちなNG行動に注意しましょう。
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ゴミは必ず「持ち帰る」
屋台(Yatai)で買った食べたあとのゴミなどは、設置されているごみ箱に捨てるか、自宅まで持ち帰るのが日本のマナーです。
会場周辺のコンビニや駅のゴミ箱に無理やり捨てるのは絶対にやめましょう。
必ず「自分のゴミ袋」を持参してください。

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私有地への立ち入り・座り込み禁止
少しでも良い場所で見たいからといって、他人の家の駐車場、マンションの階段、スーパーの敷地内に勝手に入って座り込むのは重大なルール違反(不法侵入)です。また、歩道や道路の真ん中で立ち止まって写真を撮ることも、後ろの人の通行を妨げるため非常に危険です。

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場所取りのルールを守る
無料エリアでレジャーシートを敷いて場所を確保する場合、「前日の夜からスプレーで地面に印をつける」「石を置いておく」などの行為は禁止されています。大会ごとに「当日の◯時から場所取り可能」というルールがあるため、必ず指示に従いましょう。

快適に過ごすための必須テクニック
花火大会の帰り道は、想像を絶する大混雑になります。
少しでもスムーズに、快適に過ごすための知恵をご紹介します。
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交通ICカード(SuicaやPASMO)のチャージは到着時に!
帰りの駅は切符売り場に長蛇の列ができます。駅に到着した時点で、帰りの分の運賃をあらかじめチャージしておくか、帰りの切符(紙の場合)を買っておくのが鉄則です。

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熱中症対策グッズを忘れずに
夜とはいえ、何万人もの人が密集する会場は非常に蒸し暑くなります。ハンディファン(携帯扇風機)、首を冷やすネッククーラー、そして十分な水分を必ず持参してください。

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急なゲリラ豪雨への備えをバッグに
日本の7月〜8月は、夕方から夜にかけて「ゲリラ豪雨」と呼ばれる激しい雷雨が突然発生することがあります。
会場周辺では傘をさすと周囲の人の視界を遮り、骨が刺さる危険もあるため禁止されていることがほとんどです。
バッグにコンパクトな「レインコート(ポンチョ)」を1枚入れておくと、衣服や浴衣を濡らさずに安全に避難できます。

まとめ
少しルールが厳しく感じるかもしれませんが、これは全員が笑顔で夏の夜を楽しめるようにするための日本の素晴らしい「思いやり」の文化でもあります。 ぜひお気に入りの浴衣を着て、ルールを守りながら、日本最高峰のエンターテインメントである花火大会を体験してみてください!


