なぜ夏にホットなウナギを食べるの?日本の不思議な習慣「土用の丑の日」

7月下旬になると、日本のスーパーマーケットやコンビニ、そして牛丼チェーン店の店頭に、一斉に「ウナギ」のポスターが貼り出されます。
日本に住み始めたばかりの外国人にとって、「こんなに蒸し暑い夏に、なぜわざわざ熱いウナギを食べるの?」と不思議に思うかもしれません。
これは、日本で古くから続く夏の食文化「土用の丑の日」の準備です。
日本の厳しい夏を乗り切るための、美味しくて栄養満点な「スタミナ食」の歴史といイベントについてご紹介します!
「土用の丑の日」っていつ?何の日?
「土用」とは、日本の古いカレンダーで季節の変わり目を表す言葉で、「丑の日」は十二支(干支)の「牛」にあたる日のことです。
現代の日本では、一般的に「夏の最も暑い時期(7月下旬〜8月上旬)にやってくる特定の1日」のことを指します。(※年によって日付は変わり、年に2回あることもあります)。
この時期は、日本の猛烈な暑さと湿度によって「夏バテ」になりやすく、食欲や体力が落ちてしまう人が続出します。そのため、ビタミンが豊富で栄養価の高いものを食べて元気を出すという習慣が根付きました。

なぜウナギなの?実は江戸時代の「大ヒット広告」だった!
では、なぜ数ある食べ物の中で「ウナギ」なのでしょうか?実はこれ、今から約250年前の江戸時代に作られたマーケティング戦略だったと言われています。
当時、ウナギの旬は冬とされており、脂っこいウナギは暑い夏には全く売れませんでした。ウナギ屋の店主は困り果て、天才的な学者であった平賀源内という人物に相談します。すると彼は、「本日は土用の丑の日」という看板を店の前に出すというアイデアを提案しました。

昔から日本には「丑の日には『う』から始まる食べ物を食べると病気にならない」という迷信がありました。
このキャッチコピーが見事にヒットし、他のウナギ屋も真似をするようになって、現代まで続く大ブームになったのです。 もちろん、ウナギには疲労回復に最適な栄養素がたっぷり含まれており、本物の「スーパーフード」でもあります。
どうやって食べる?外国人住民におすすめの楽しみ方
日本のウナギは「蒲焼き」というスタイルが一般的です。甘辛い醤油ベースのタレをつけて炭火で香ばしく焼き上げ、白いご飯の上に乗せて食べます。フワフワとした柔らかい食感と濃厚なタレの味は、一度食べるとやみつきになりますよ!

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牛丼チェーン店で手軽に挑戦
日本のウナギ専門店で食べると3,000円〜5,000円と非常に高価ですが、「すき家」「吉野家」「松屋」などの牛丼チェーン店なら、1,000円〜1,500円程度で手軽に本格的なウナギを楽しむことができます。英語や多言語に対応したタッチパネルで注文できる店舗も多いので、初めての挑戦に最適です。

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スーパーマーケットでお弁当を買う
当日はスーパーのお惣菜コーナーに、ウナギのお弁当が大量に並びます。家に持ち帰り、電子レンジで少し温めると、タレの香ばしい匂いが広がって美味しく食べられます。

ウナギが苦手でも大丈夫!「う」から始まる食べ物で夏バテ対策
外国人の方の中には、「魚の独特な食感や小骨が苦手」「値段が高すぎる」と感じて、ウナギを敬遠してしまう人もいるかもしれません。
でも安心してください!実は日本の伝統では、ウナギに限らず「う」から始まる食べ物であれば、何でも夏バテに効き、縁起が良いと言われています。
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うどん

暑くて食欲がない日でもツルッと食べられる、冷たい「ざるうどん」や「ぶっかけうどん」がおすすめです。
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梅干し
日本の伝統的な酸っぱいピクルス。クエン酸が豊富で、汗で失われた塩分補給と疲労回復にぴったりです。

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ウリ
キュウリ、スイカ、冬瓜(トウガン)などのウリ科の野菜や果物。水分がたっぷりで、体にこもった熱を逃がしてくれます。

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牛肉
実は牛(うし)も「う」から始まります!ウナギの代わりに焼肉やステーキを食べてスタミナをつけるのも、立派な土用の丑の日の過ごし方です。

ウナギを食べなくても、こうした「う」のつく食べ物をスーパーで買って、日本の夏のイベントを一緒に楽しむことができますよ。
まとめ
江戸時代のユニークな広告アイデアが、現代の私たちの生活にまで国民的イベントとして根付いているなんて、とても面白いですよね。 今年の夏は、絶品の「ウナギ」や「う」のつく食べ物を食べてしっかりスタミナをつけ、日本の厳しい暑さを元気に乗り切りましょう!


