日本から海外へお金を送るには?おすすめの方法と手数料を節約するコツ

日本で働いている外国人の方にとって、国の家族へお金を送る「海外送金」はとても大切なことですよね。しかし、「手数料が高い」「手続きが複雑でわからない」「英語や母国語でサポートしてほしい」という悩みもよく聞きます。今回は、日本から海外にお金を送るための主な方法や、安く送るためのポイント、実際の送り方の流れについて詳しく解説します。
日本から海外にお金を送る3つの方法
海外送金には、大きく分けて3つの方法があります。それぞれの特徴を知って、自分に合うものを選びましょう。
1. 銀行(Bank)の窓口から送る
日本の大手銀行(メガバンク)やゆうちょ銀行の窓口で手続きします。

-
メリット
銀行員と話しながら手続きできるので安心感があります。一度に大きなお金を送ることができます。
- デメリット
手数料が数千円~と高いことが多いです。また、送ってから相手に届くまで1週間ほどかかることもあります。
- こんな人におすすめ
インターネットが苦手な人、学費など大きなお金を送りたい人。
2. インターネットバンキング、ATMから送る
セブン銀行やゆうちょダイレクトなど、銀行のオンラインサービスやATMを使います。

- メリット
24時間いつでも、スマホや近くのコンビニから送れるのでとても便利です。
- デメリット
初に申し込み手続きが必要です。
- こんな人におすすめ
仕事が忙しくて銀行に行けない人。
3.海外送金サービス(Money Transfer Apps)を使う
Wise(ワイズ)、Western Union(ウエスタンユニオン)、SBIレミットなどの専門サービスを使います。

- メリット
銀行よりも「手数料」が安く、「為替(かわせ)レート」が良いことが多いです。相手がすぐに(数分〜1日で)受け取れるスピードも魅力です。
- デメリット
アプリの操作に慣れる必要があります。
- こんな人におすすめ
手数料を節約したい人、毎月家族に生活費を送る人。
知らないと損する?「手数料」の仕組み
「手数料が安い」と書かれていても、実際にはお金があまり届かないことがあります。注意すべきポイントは2つです。
① 送金手数料(Remittance Fee)
お金を送るときに支払う基本の手数料です。
② 為替レート(Exchange Rate)
日本円を国の通貨に変えるときのレートです。実は、銀行やサービスによってレートは違います。手数料が無料でも、レートが悪くて損をすることがあるので、「最終的に相手にいくら届くか(受取額)」を比較することが大切です。
海外送金をはじめるためのステップ
初めて海外送金をする場合、準備に少し時間がかかります。早めに準備をしておきましょう。もしわからないことや不安がある場合は、利用する銀行やゆうちょ銀行に聞いてみましょう。
Step1:アカウントを作る(会員登録)
銀行の窓口へ行くか、アプリをダウンロードして情報を登録します。

Step2:本人確認(KYC)をする
日本では、犯罪を防ぐために厳しい本人確認(ほんにんかくにん)があります。以下の書類が必要です。

- 在留カード(Residence Card)
住所が今の家と同じか確認してください。
- マイナンバー(My Number)
日本から海外へ送金する場合、マイナンバーの提出が法律で義務付けられています。「マイナンバーカード」または番号が記載された「住民票(じゅうみんひょう)」を用意しましょう。
Step3:送金先(受取人)を登録する
お金を送る相手の情報を登録します。銀行口座に送る場合は、相手の銀行名、支店名、口座番号、SWIFTコードなどが必要です。

Step4:送金依頼をする
金額を決めて送金します。最近のアプリでは、送金状況(今どこにお金があるか)をスマホで確認できるので安心です。 また、国や地域によってはお金を送れないことがありますので、注意してください。

まとめ
日本から海外への送金は、昔に比べてとても簡単で便利になりました。毎回かかる手数料も、回数が増えれば大きな金額になります。「安心の銀行」か「安くて早いアプリ」か、あなたの生活スタイルに合わせて賢く使い分けてくださいね。



