くらす
2025.12.14

日本の特別な1日「大晦日(おおみそか)」をご紹介

みなさん、こんにちは。日本の12月は、クリスマスまでは街がキラキラとして賑やかですが、クリスマスの翌日から雰囲気がガラッと変わります。日本には、1年を締めくくる特別な日「大晦日」があるからです。今回は、日本人が大切にしている1231日の過ごし方をご紹介します。 

大晦日(おおみそか)ってなに? 

1231日のことを、日本では「大晦日」と呼びます。パーティーをして騒ぐカウントダウンとは違い、日本の大晦日は、家をきれいに掃除して、家族とゆっくり過ごし、新しい年を迎える準備をするための静かな日です。「年神様」という神様をお迎えするために、心と体を清める大切な時間なのです。

★ ここでチェック!

  • 日付(ひづけ): 12月31日
  • 目的(もくてき): 1年の感謝と、新年の準備
  • 雰囲気(ふんいき): 静か、家族的

ぜひやってほしい!日本の年末ルーティン

1. 「年越しそば(としこしそば)」を食べよう

大晦日の夜には、「そば」を食べる習慣があります。これには2つの理由があります。

  • 理由1: そばは切れやすいので、「1年の苦労や悪い運を断ち切る」という意味。
  • 理由2 細くて長いので、「健康で長生きできるように」という願い。

そば屋さんはこの日とても混雑しますが、スーパーやコンビニでカップ麺を買ってホテルで食べるのも、立派な日本体験です!

2. 「除夜の鐘(じょやのかね)」を聞きに行こう

1231日の深夜0時近くなると、お寺からゴーン、ゴーンと鐘の音が聞こえてきます。これが「除夜の鐘」です。鐘は全部で108回つかれます。これは、人間の心にある「怒り」や「欲望」などの煩悩の数だと言われています。鐘の音を聞くことで、悪い心を消して、清らかな心で新年を迎えるのです。

楽しみ方

深夜の初詣

1231日の夜から11日の朝にかけて、電車が特別に動いているエリア(東京や大阪など)があります。除夜の鐘を聞いたあと、そのまま神社へ行って、神様にお祈りをする「二年参り」に出かけてみましょう。「二年参り」とは、大晦日の夜から元旦未明にかけて、年をまたいで神社やお寺にお参りする習慣で、旧年への感謝と新年の願い事を一度に済ませるのが特徴です。屋台が出ていることもあり、とてもお祭りらしい雰囲気になります。

デパ地下グルメ

デパ地下グルメといわれているデパートの地下にある食品売場は、年末になると、豪華なお弁当やスイーツでいっぱいになります。お店が早く閉まることがあるので、早めに行って、ホテルで食べる美味しい日本の味を買うのもおすすめです。

アドバイスとマナー

  • お店の営業に注意

日本では、1月1日(元日)はお休みになるお店が多いです。レストランやスーパーも閉まることがあるので、食べ物や飲み物は早めに確保しておきましょう。

  • 寒さ対策

深夜の神社やお寺はとても寒いです。帽子や手袋、カイロなどでしっかり防寒してください。

  • 静かに祈る

お寺や神社は神聖な場所です。騒がずに、心静かにお参りしましょう。

まとめ

日本の大晦日は、派手なパーティーではないかもしれませんが、日本の精神に触れることができる深く美しい文化です。「年越しそば」を食べて、「除夜の鐘」を聞けば、あなたも日本人の心を感じることができるでしょう。

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