くらす
2026.1.19

地震に遭遇 今、揺れたらどうする?地震発生時の対応の仕方 

日本は世界の中でも、特に地震が多い国です。
美しい四季や自然がある一方で、私たちは常に自然災害と隣り合わせで生活しています。
もし突然、地面が大きく揺れ始めたら、あなたは冷静でいられますか?
慣れていない外国人の方が「怖い!」と感じてパニックになってしまうのは当然です。
しかし、どう動くべきかを知っていれば、自分を守ることができます。
今回は、もし今地震が起きても落ち着いて行動できるように、どう動けばいいのかを解説します。

STEP 1:揺れている最中(0秒~2分)

「何もせず、まず隠れる」

揺れを感じたら、火を消しに行ったり、外へ逃げようとしてはいけません。
「シェイクアウト」を実践してください。

  1. DROP(低く): 重心が高いと転倒します。すぐに姿勢を低くしてください。
  2. COVER(頭を守る): 机の下に隠れ、落下物から頭と体を守ります。机がない場合はカバンやクッションで頭をガードします。
  3. HOLD ON(動かない): 揺れが収まるまで、机の脚などをしっかり掴んで待ちます。

STEP 2:揺れが収まったら(2分~5分)

「出口を開けて、靴を履く」

大きな揺れが止まっても、すぐに安心してはいけません。「余震(Yoshin)」が来る可能性があります。

  • ドアを開ける:

地震の歪みでドアが開かなくなることがあります。まずはドアや窓を開けて「逃げ道」を確保しましょう。

  • 靴を履く:

部屋の中にガラスや食器が散乱しているかもしれません。怪我を防ぐため、スリッパや靴をすぐに履いてください。

  • 火の始末 :

キッチンで料理中だった場合は、ここで火を消します。

場所別の正しい行動

地震が起きたとき、あなたが「どこにいるか」によって、身を守る方法は違います。
慌てずに動くために、それぞれの場所でどのように対応したらよいかを見てみましょう。

1. エレベーターの中にいるとき

逃げ場がないエレベーターは一番不安な場所です。揺れを感じたら、すぐに次の行動をとってください。

  • すべての階のボタンを押す: 

どの階でもいいので、最初に止まった階ですぐに降りてください。

  • 無理に開けない: 

もし閉じ込められても、無理やりドアをこじ開けるのは危険です。非常ボタン(Emergency button)を押して、外部と連絡を取り、助けを待ちましょう。

2. 電車に乗っているとき

日本の電車は、強い揺れを感知すると自動的に急ブレーキがかかります。

  • 手すりをつかむ: 

急停車で転ばないよう、つり革や手すりを強く握ってください。

  • 外に出ない: 

「怖いから」といって勝手にドアを開け、線路に降りるのは絶対にダメです。対向車が来るかもしれず、非常に危険です。車掌のアナウンスがあるまで、車内で待機しましょう。

3. コンビニやスーパーにいるとき

頭の上から物が落ちてくる危険が一番高い場所です。

  • カゴで頭を守る:

 買い物カゴをヘルメット代わりにして頭にかぶり、棚から離れてうずくまってください。

  • 出口に走らない: 

慌てて出口に走ると、他の人とぶつかって将棋倒しになります。揺れが収まるまで動かないでください。

「避難場所」の探し方

家が壊れる危険がある場合や、津波の心配がある場合は、安全な場所へ移動する必要があります。 それを「避難所」と呼びます。

1. Googleマップで検索する
一番簡単な方法は、スマートフォンを使うことです。 Googleマップを開き、「Evacuation shelter」「Hinanjyo」と検索してください。近くの小学校や公園が表示されます。

2. 街の中の「緑色のマーク」を探す
日本の街には、避難場所を示す看板があります。「緑色の背景に、走っている人が描かれたマーク」が目印です。普段歩いている時に、このマークがどこにあるかチェックしておきましょう。

3.「一時滞在施設」を知っておく
大きな駅やデパート、ホテルなどは、帰宅困難者を受け入れる「一時滞在施設」になることがあります。無理に家に帰ろうとせず、まずは近くの安全な大きな建物に入り、情報を待つのも一つの方法です。

重要:犯罪から身を守る

日本は治安が良い国ですが、災害時の混乱に乗じて「スリ」や「空き巣」などの犯罪が発生することがあります。 パニックになっている時こそ、冷静に以下のことに注意してください。

  • 家を出る時は鍵をかける:

慌てていても、必ず家の鍵を閉めてから避難してください。

  • 貴重品は肌身離さず持つ: 

パスポート、在留カード(Residence Card)、財布は、リュックに入れるのではなく、ボディバッグなどに入れて体の前に身に着けてください。

  • 避難所でも荷物を守る: 

多くの人が集まる避難所では、荷物を置いてトイレに行かないようにしましょう。

覚えておきたい「命を守る日本語」

災害時には、英語のアナウンスがすぐに流れるとは限りません。周りの日本人が叫んでいる言葉の意味を知っておきましょう。

  • 「Jishin!(地震だ!)」 = Earthquake!
  • 「Nigete!(逃げて!)」 = Run / Evacuate!
  • 「Tsunami!(津波だ!)」 = A Tsunami is coming!
  • Ochitsuite(落ち着いて)」 = Calm down.

まとめ

地震は防ぐことはできませんが、怪我を防ぐことはできます。
「グラッときたら、まず頭を守る」。これだけは今日から覚えておいてください。
この知識が、あなたとあなたの大切な人を守る「お守り」になります。

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