日本の「ごみ出し」はなぜ難しい?基本のルールと注意点

日本の街は「ゴミが落ちていなくてきれい」とよく言われますが、その美しさは、住んでいる人たち一人ひとりの「ごみ出しルール」によって守られています。
しかし、日本のルールは少し複雑です。「燃えるごみ」「燃えないごみ」はどう分けるの?家具はどうやって捨てるの?と戸惑う方も多いでしょう。今回は、日本で暮らすなら絶対に知っておきたい「ごみを捨てる時の4つの基本ルール」を分かりやすく解説します。
ルール1:ごみは種類ごとに分ける(分別)
日本では、ごみをひとまとめにして捨てることはできません。必ず種類ごとに分けて(分別して)捨てます。

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実は、ごみの分け方は日本全国で同じではありません。
分け方は住んでいる「市区町村(役所)」によってルールが異なります。

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情報を手に入れよう
住んでいる町の役所に行くと、ごみの分け方を絵で説明したポスターやパンフレットがもらえます。
英語、中国語、ベトナム語など、外国語のパンフレットを用意している町もたくさんあります。
まずは役所のウェブサイトや窓口で、自分の町のごみルールを確認しましょう。
ルール2:決まった「曜日」と「時間」に出す
ごみを分けることができたら、次は捨てるタイミングです。いつでも好きな時に捨てていいわけではありません。
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曜日が決まっている
「燃えるごみは火曜日と金曜日」「ペットボトルは水曜日」など、ごみの種類ごとに集めに来てくれる曜日が決まっています。

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朝の決まった時間までに出す
ごみは、収集日の朝(例えば「朝8時まで」など)に、アパートやマンション(一軒家の場合は町村など)で決められた「ごみ置き場」に出します。
世界各地では、それぞれゴミを出すルールは異なりますが、日本では前日の夜や数日前からごみを外に出しておくことは、好ましく思われません。
カラスやネズミ、ゴキブリなどを引き寄せないためでもありますが、ルール違反となることが多いため、注意が必要です。
近隣トラブルの原因になることもありますので、ご配慮ください。
ただし、地下にゴミ置き場が設置されているマンションなどではルールが異なる場合がありますので、事前にご確認ください。

こちらは、カラスなどの動物に荒らされたごみ置き場の様子です。適切な時間にごみを出さないと、このような状態になることがあります。
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袋のルール
ごみを入れる袋は、中身が見える「透明」または「半透明」の袋を使います。町によっては「指定のごみ袋」がある場合もあります。

注意
曜日や時間、分け方を間違えると、清掃員にごみを集めてもらえず、ごみ置き場に残されてしまいます。近隣トラブルの原因になるので十分に気をつけましょう。
ルール3:家具などの「大きなごみ(粗大ごみ)」の捨て方
引っ越しなどで、不要になったベッド、机、自転車などの大きなごみが出た場合、いつものごみ置き場にそのまま捨てることはできません。これらは「粗大(そだい)ごみ」と呼ばれ、特別な手続きと「お金」が必要です。

1.申し込む:
「粗大ごみ受付センター」へ、インターネットや電話で申し込みます。
2.シールを買う:
捨てるためのお金として、コンビニエンスストアなどで「ごみ処理券(シール)」を買います。
捨てるごみの種類によって、購入するシールの値段が違います。
申し込みした時に、金額について教えてくれます。

3.シールを貼って出す:
買ったシールをごみに貼り、指定された日時に出します。

ルール4:エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の特別なルール
「粗大ごみ」として捨てることすらできない、リサイクルとして指定されているものがあります。それが以下の4つの家電製品です。
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・乾燥機

これらは日本の法律(家電リサイクル法)で捨て方が厳しく決まっています。
新しい製品に買い替える場合は、買ったお店に古いものを引き取ってもらいます。
捨てる場合は、住んでいる町の役所や「家電リサイクル受付センター」に連絡して、引き取りをお願いする必要があります(リサイクル料金がかかります)。
勝手に捨てると、法律のより罰則等があるので、ルール通りに捨てるようにしてください。
まとめ:分からない時は、周りの人に聞いてみよう
最初は「覚えることが多くて大変!」と思うかもしれません。日本の人も、引っ越しをして別の町に行くと、ごみのルールが変わって戸惑うことがあるほどです。
もし分からないことがあれば、一人で悩まずに、アパートの大家さんや管理会社、職場の日本の同僚、または市役所の窓口で気軽に聞いてみてください。ルールを守って、日本での快適な暮らしを楽しんでくださいね!


