生活
2025.5.16

日本の四季と季節ごとの生活のコツ

日本には「春(はる)・夏(なつ)・秋(あき)・冬(ふゆ)」という四季(しき)があります。それぞれの季節には特徴があり、生活や仕事、衣服、食べ物、気温も変わります。これから日本で働く予定の特定技能外国人の方に向けて、四季の特徴と、それぞれの季節に必要な対応について分かりやすく説明します。 

春(3月~5月)– 花と出会いの季節 

特徴:

春は寒い冬が終わり、少しずつ暖かくなっていきます。3月にはまだ寒い日もありますが、4月には桜(さくら)が咲き、日本中がピンク色に染まります。 

 

服装: 
春は温度差が大きいため、ね着(かさねぎ)が大切です。朝と夜は寒いので、ジャンパーやパーカーを用意しましょう。 

 

仕事の注意点: 

  • 新しい社員や実習生が多く入る時期なので、職場での挨拶(あいさつ)が大事です。
  • 花粉症(かふんしょう)になる人も多いので、マスクがあると安心です。

桜の写真

夏(6月~8月)– 暑くて湿気が多い

特徴: 

6月は「梅雨(つゆ)」といって、雨が多く湿気(しっけ)も高くなります。7月〜8月には気温が30度以上になる日も多く、日本の夏はとても蒸し暑いです。 

 

服装: 

  • 半袖(はんそで)や通気性の良い服を選びましょう。
  • 熱中症対策のために帽子、水筒、日傘があると便利です。

 

仕事の注意点:

  • 屋外作業や工場内でも熱中症(ねっちゅうしょう)のリスクがあります。 
  • こまめな水分補給と塩分の摂取が大切です。
  • 湿気が多く、カビや虫も増えるので、部屋の換気(かんき)と掃除をしましょう。

熱中症対策(帽子・水筒)のイメージ

秋(9月~11月)– 実りと紅葉の季節 

特徴: 

暑さが落ち着き、過ごしやすい季節になります。空気が乾燥し始め、木の葉が赤や黄色に変わる「紅葉(こうよう)」の時期です。農業や食品加工の仕事では収穫の季節です。 

 

服装: 

  • 朝晩は冷えるので、長袖のシャツや薄手の上着を用意しましょう。 
  • 重ね着ができる服が便利です。

 

仕事の注意点:

  • 秋は体調管理が重要です。気温の変化で風邪をひきやすいです。
  • 食欲の秋といわれ、秋の食べ物(栗、さつまいも、きのこなど)も楽しめます。

紅葉の写真

冬(12月~2月)– 寒さと雪の季節 

特徴: 

気温が0度以下になることもあり、北海道や東北地方では雪が多く降ります。空気が乾燥していて、風邪やインフルエンザに注意が必要です。 

 

服装: 

  • コート、手袋、マフラー、帽子などの防寒具(ぼうかんぐ)が必要です。
  • 特に外で作業する人は、防寒着に加え、滑りにくい靴も必要です。

 

仕事の注意点:

  • 道路が凍ると転倒事故や交通事故が起きやすいので注意しましょう。 
  • 暖房器具(ヒーター、こたつなど)を使う際は、火の元の管理に気をつけてください。 
  • 加湿器やマスクで乾燥対策をすると風邪の予防になります。

雪景色の写真


まとめ:日本の四季に合わせた準備をしよう 

日本の季節ははっきりしており、それぞれの時期に合わせた衣服・食事・健康管理が必要です。職場や住まいでの生活を快適にするためにも、以下のポイントを意識しましょう。 

  • 季節ごとに天気アプリやカレンダーで気温や行事をチェックする 
  • 夏は水分補給と冷却グッズ、冬は防寒と乾燥対策が重要 
  • 春と秋は体調を崩しやすいので、服装に注意 
  • 季節の行事や自然を楽しむことで、日本の生活をより豊かに感じられる 

年中行事

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