生活
2025.5.16

日本の病院の受診方法とは?〜初めてでも安心できるガイド〜

日本で生活するうえで、病気やけがをしたときには病院へ行く必要があります。しかし、初めての国で病院に行くのは不安ですよね。「どうやって予約するの?」「健康保険は使えるの?」「日本語が話せなくても大丈夫?」など、わからないことが多いかもしれません。 

この記事では、日本で病院を受診する流れや注意点を、やさしい日本語でわかりやすく説明します。 

病院に行く前に知っておくこと 

病院の種類 

日本にはいくつかの医療機関があります。 

  • クリニック(診療所):かぜや軽いけがなど、日常の病気に対応。 

  • 総合病院・大学病院:大きな病気や専門的な治療が必要な場合に行きます。
「クリニック」と「総合病院」の外観の違いを示す画像
「クリニック」と「総合病院」の外観の違い ※イメージ

 

■ 保険証(健康保険証)が必要 

多くの場合、日本の会社で働いている人は健康保険証を持っています。このカードを受付で見せることで、医療費の自己負担が3割になります。 

健康保険証のイメージ画像

病院を受診するステップ 

病院を探す

  • インターネット(Googleマップなど)や地域の外国人支援センターで探せます。
  • 「内科」「外科」「耳鼻科」など、症状によって診てもらう科が違います。 

キーワード例:「●●駅 内科」「外国人対応 クリニック」 

予約する(必要な場合

  • 小さなクリニックでは予約が必要ないこともあります。 
  • 総合病院や人気のあるクリニックでは、事前予約が必要です。 
  • 電話または病院のウェブサイトから予約できます。 

③  病院に行く

受付で以下のものを出します: 

  • 健康保険証 
  • 在留カード(必要な場合) 
  • 診察券(2回目以降) 

 

日本語が不安な人は、「通訳が必要です」と受付で伝えましょう。 

 

よく使う日本語フレーズ: 

  • 「はじめてです」→ 初診の場合 
  • 「○○がいたいです」→ 体の症状を伝えるとき 
  • 「英語の通訳はいますか?」 

④  診察を受ける

  • 呼ばれたら診察室に入ります。 
  • 医師(先生)に症状を説明します。 
  • 言葉に自信がない人は、翻訳アプリを使っても大丈夫です。 

会計をする

  • 診察が終わったら、受付でお金を払います。 
  • 健康保険があれば、費用は3割で済みます。

例:5,000円の治療費 → 1,500円の支払い

病院の会計カウンターの写真

⑥ 薬を受け取る

  • 医師から「処方せん(しょほうせん)」をもらいます。 
  • 近くの薬局(やっきょく)に処方せんを持って行きます。 
  • 薬剤師(やくざいし)が薬を出してくれます。  

 

よく使う薬局フレーズ: 

  • 「この薬はいつ飲みますか?」
  • 「副作用(ふくさよう)はありますか?」 

「処方せんの使い方についてはこちら」

処方せんと薬局の外観

日本語が苦手な人へのサポート 

  • 多言語対応の病院:英語や中国語、ベトナム語などに対応している病院があります。 
  • 通訳サービス:地域によっては、無料の医療通訳サービスがあります。 

「多言語 対応 病院 +地域名」で検索してみましょう。 

困ったときの相談先 

  • 外国人支援センター 
  • 市役所の国際課 
  • NPO団体(多言語サポートあり 

支援センターで相談している様子


まとめ 

日本で病院に行くのは、最初は不安かもしれませんが、流れを知っておけば安心です。保険証を持っていれば医療費も安くなりますし、日本語が苦手な人向けのサポートもあります。 

大事なのは、がまんせずに早めに病院へ行くことです。 

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