あそぶ
2025.9.14

お寺(おてら)とは? ―浅草寺(せんそうじ)東京でいちばん有名なお寺のご紹介― 

みなさん、こんにちは。 

 

日本(にほん)にある「お寺(てら)」という場所(ばしょ)を聞(き)いたことがあるかもしれません。「寺(てら)」は、もともと仏教(ぶっきょう)の教(おし)えを広(ひろ)める場所(ばしょ)という意味(いみ)があります。人々が仏(ほとけ)さまを拝(おが)み、祈(いの)りをささげるところです。 

 

お寺は日本の伝統的(でんとうてき)な文化(ぶんか)の一つで、多くは仏教と深(ふか)くかかわっています。人びとは仏さまへの感謝(かんしゃ)、しあわせや健康(けんこう)を願(ねが)うためにお参(まい)りします。お経(きょう)を読む法要(ほうよう)、季節(きせつ)の行事(ぎょうじ)、または歴史(れきし)をしのぶ儀式(ぎしき)などが行(おこな)われます。

 

しかし、宗教的(しゅうきょうてき)な信仰(しんこう)がなくても、建物(たてもの)の美(うつく)しさや庭園(ていえん)、静(しず)かな空気(くうき)を楽しむことができます。

 

今回(こんかい)紹介(しょうかい)するお寺は、「ここは絶対(ぜったい)行(い)くべき!」といわれる、浅草寺(せんそうじ)です。東京・浅草駅から歩(ある)いてすぐなので、とても行きやすい観光(かんこう)スポット。しかも、建(た)てられたのは634年(ねん)!めちゃくちゃ歴史のあるお寺なんです。 

 

浅草寺のご本尊(ごほんぞん)は「観音(かんのん)さま」。日本人にとって、しあわせや健康をお願いする大事な場所。もちろん観光客(きゃく)にも大人気(だいにんき)で、いつもたくさんの人でにぎわっています。 

見どころスポット 

  • 雷門(かみなりもん)

浅草寺の入口(いりぐち)で、まず目(め)に入(はい)るのがこの大(おお)きな赤(あか)い提灯(ちょうちん)。高(たか)さは約(やく)4メートルもあり、下(した)を通(とお)るだけで迫力(はくりょく)満点(まんてん)!門の左右(さゆう)には「風神(ふうじん)」と「雷神(らいじん)」の像(ぞう)が立(た)っていて、日本の伝統的(でんとうてき)な守(まも)り神(がみ)を間近(まぢか)に見(み)られます。夜(よる)になるとライトアップされ、昼間(ひるま)とはまた違(ちが)った雰囲気(ふんいき)に。 

  • 仲見世通り(なかみせどおり)

雷門から本堂(ほんどう)まで約250メートル続く(つづ)商店街(しょうてんがい)。日本最古(さいこ)のショッピングストリートともいわれ、なんと90軒(けん)以上のお店が並(なら)んでいます。人形焼(にんぎょうやき)や雷おこしなどの定番(ていばん)お土産(おみやげ)から、着物風(きものふう)グッズ、和雑貨(わざっか)までよりどりみどり。食(た)べ歩きを楽(たの)しみながらゆっくり歩くのがおすすめです。 

  • 五重塔(ごじゅうのとう)

本堂の横(よこ)にある高さ約48メートルの美しい塔。赤(あか)い柱(はしら)と屋根(やね)の曲線(きょくせん)がとてもフォトジェニックで、日本らしい風景(ふうけい)を撮影(さつえい)したい人にはぴったりです。

  • 本堂(ほんどう)

浅草寺の中心(ちゅうしん)。観音さまが安置(あんち)されていて、多くの人がここでお参りします。入口には大きなお線香(せんこう)(お香(こう))を焚(た)く場所があり、煙(けむり)を体(からだ)の痛(いた)いところにあてると元気(げんき)になるといわれています。運試(うんだめ)しに「おみくじ」を引(ひ)くのも楽しい体験(たいけん)!英語版(えいごばん)のおみくじも用意(ようい)されています。 

  • 宝蔵門(ほうぞうもん)

雷門と本堂の間(あいだ)にある大きな門。実(じつ)は、ここには「日本一大きいわらじ(巨大(きょだい)な草履(ぞうり))」がかかっていて、邪悪(じゃま)なものが入ってこないように守っているんです。観光の合間(あいま)に、ぜひチェックしてみてください。 

お参りのステップ 

1. 手(て)を洗(あら)って、口(くち)をすすぐ

手水の作法(さほう)

お参り前に、手水舎(てみずや・ちょうずや)で手を洗い、口をすすぎます。魂(たましい)を清(きよ)める意味(いみ)があります。くわしくは、上記(じょうき)のビデオを参考(さんこう)にしてみてください。

2. お賽銭(さいせん)を入れる 

お賽銭箱
一般的(いっぱんてき)なお賽銭箱(ばこ)

お賽銭の金額(きんがく)に決(き)まりはなく、気持(きも)ちが大事(だいじ)ですが、「ご縁(えん)」という言葉(ことば)にかけて5円玉(えんだま)を入れたり、「未来(みらい)がよく見える」という意味で真(ま)ん中(なか)に穴(あな)が空(あ)いている50円玉を入れたりする人もいます。

5円玉と50円玉

3. 2回おじぎ → 2回手をたたく → 1回おじぎ 

「二拝二拍手一拝」の作法

「二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいっぱい)」という参拝方法が基本(きほん)です。お辞儀(じぎ)は神に敬意(けいい)を示(しめ)すために、拍手は神を招(まね)いたり邪気(じゃき)を祓(はら)ったりするためだと言われています。くわしいルールなどもあるので、もっと知(し)りたい方はお寺で聞(き)いてみたり、調(しら)べたりしてみてくださいね。

周辺を歩いてみても楽しい!

東京スカイツリー

浅草寺から、歩いて行ける距離(きょり)に東京スカイツリーがあります。
世界一(せかいいち)高いタワーのひとつで、展望(てんぼう)デッキからは東京の街(まち)を一望(いちぼう)できます。夜のライトアップもとてもきれいです。 

 

人気(にんき)アニメとのコラボレーションが行(おこな)われている期間(きかん)もあったりするので、興味(きょうみ)がある方(かた)は好(す)きな作品(さくひん)とのコラボの日付(ひづけ)に合(あ)わせて行ってみるのもいいかもしれません。

すみだ水族館 (すいぞくかん)

すみだ水族館の紹介

スカイツリーの下にある人気スポット。かわいいペンギンやクラゲの展示(てんじ)があり、癒(い)やしの空間(くうかん)としておすすめです。 

和菓子作(わがしづく)り体験(たいけん)ショップ 

和菓子作り体験の一例(いちれい)

日本らしい甘(あま)いお菓子を、自分で作れる体験施設(たいけんしせつ)。旅(たび)の思(おも)い出(で)やお土産(みやげ)にもぴったりです。

浅草寺で気をつけたいマナー&注意 (ちゅうい)

  • 本堂や神聖(しんせい)な場所(ばしょ)では、大声(おおごえ)でさわがないようにしましょう 
  • 写真(しゃしん)はOKですが、フラッシュや立(た)ち入(い)り禁止(きんし)の場所ではNG 
  • お賽銭はそっと入れるのがマナー。投(な)げ入れないように! 
  • 食べ歩きグルメは、買(か)ったお店(みせ)の近(ちか)くで食べるのがおすすめです 
  • 観光客が多(おお)いので、すりに注意!バッグは前(まえ)に持つと安心(あんしん)です 
  • 混(ひとご)みでは落(お)とし物(もの)をしやすいので、財布(さいふ)やスマホはしっかり確認(かくにん)しましょう 

まとめ 

浅草寺は、歴史を感じながらも観光もグルメも楽しめる、東京で絶対に訪(おとず)れたいスポット。雷門の迫力、本堂の荘厳(そうごん)な雰囲気、仲見世通りのにぎわい- 行けばきっと「日本らしさ」をたっぷり味(あじ)わえます。ぜひ足(あし)を運(はこ)んでみてくださいね! 

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